この記事が親を否定したり責任転嫁したり、誰かを責めるようなものではないことを初めに言っておきます。
素敵なご縁で再びつながれた大好きな方々と話をしていて、気づいたことがたくさんありました。
中でも印象的だった、というかそこか!というのが、自分自身が制限をつけていることがたくさんあるなぁということ。
- どうせ、という思い込み
- 困難を乗り越えないと達成感を味わえない
- 働かざる者食うべからず
- ちゃんとしなきゃいけない
- 自分のことは自分でやる
- 人に迷惑をかけない
- あいさつはちゃんとやれ
などなど。
これがダメって言っているわけではなくて、問題なのは「両親から言われたからやっていること」であるということ。
要は自分の価値観ではなく両親の価値観で生きているわけです。
随分と好きなことをしている気がしていたけど、まだまだ根深くこう言った既成概念が存在していて、ふとした瞬間に顕在化していることに気づきました。
年末くらいから、自分自身がまだまだ開示できていないことも感じ、もっともっと開きたい、変態性を開花させたいと思っていたところの、この衝撃。
勝手にというか、自然にというか、とにかく自分が自分を定義づけているものを一度破壊するというか、整理するというか、まずは脱却しなければ。
私の場合は、まず家族との関係性を見直す必要があるようで、子宮疾患の時に受けた心理学講座でもまずここを指摘され対峙してきたつもりではいました。
ですが今特に、実家に帰るのがとても心苦しく、やはり未解決のあれこれが残っているのだと痛感しています。
なんでこんなに足が向かないのか…。
我が家は仲が悪いわけではないけど、よく言えば自立していて干渉しあわない。悪く言えば不器用すぎてコミ障気味、個性強すぎて交われない。
悪く言えば…に私も思考を完全に引っ張られています。
私は両親が敷いたレールを着実に歩き、(おそらく)両親の祈願である社会的地位の確立まであと一歩のところまで来ていました。
直属の上司が定年を迎え、あと数年経てば所属部の事実上のトップになるというところ。
でもその直前でドロップアウトし、不安定な職についたという現実。そこを母自身が完全に認め切れていないのも肌で感じるし、その度に罪悪感にもさいなまれるのです。
面と向かって関係性を再構築できるような環境ではありません。
でも梯谷幸司さんがおっしゃっていたように、「脳内の親を育て直す」ということでも十分に対応できるのだと思いながら、しばし思いにふけっていたところにやってきてくれたのが、この本。
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私はこの著者である長倉さんを直接は存じ上げないのですが、昨年出会った方々の中に長倉さんとご縁のある方が多くて、お名前やエピソードはたくさん伺っていました。
が、こんなタイミングで長倉さんの本にお目にかかることになるとは夢にも思わず。
読んでみて。
すごく愛を感じました。言葉尻や内容は過激で強い印象を受けますが、根底にある長倉さんの深い愛が温かくて、勇気をいただきました。
長倉さんがとある動画の中で、「生きる意味なんてないんだよ!!」と言い放っておられるのを初めてお聞きした時には正直ぎょぎょってしてしまったのですが…
この本を読んで、過去でもなく未来でもなく今を生きることで人生が変わる、だから今を生きる。
思考を使うなどといった無駄なことはせず、身体で感じただひたすら今に向き合うことでしか人生は動かない。
そんなことにつながっているのだなと感慨深く思い返すことができました。
仕事にしても人間関係にしてもついつい方法論やテクニックに走りがちですが、最も大切なのは自分の感覚を大事にすること。
親や社会的常識や、そんな誰かが言った価値観に縛られずに自分の感覚を信頼することでしか自分の人生を生きることはできない。
自分の意思で人生を創り上げていく。他人の価値観で生きずに自分の世界観を創り放っていくこと、とてもシンプルで力強いメッセージを受け取り、なんか、すこーーーーーんと抜けた気がします。
さて、これを踏まえて、もっともっと自分を表現することにどん欲になりたいと思いました。
開く。リミットを外す。やったるぞ。