サロンへの想い

ボディワーカーというお仕事を選んだのにはいくつかの理由があります。

  • 西洋医学だけでは幸せや健康が達成できないと思ったこと
  • 子宮筋腫になって出会った子宮ケアを広めたい
  • 溜まった感情を解放すると生きたい人生を選択できることを伝えたい

細かく言えばいろいろとありますが、でもやはり不完全燃焼で人生を終えたくないと思ったことに尽きます。

このままでいいのか?ここがわたしの居場所なのか?この仕事を一生続けるのか?その問いは常にありました。

病気をし、人間関係に悩み、人生を振り返った時に、ほんとうにやりたいことって何だろう?と考えたときに、セラピストという言葉が出てきました。

ここをやらずして笑って死ねない 笑

だから45歳を過ぎてからの新たな挑戦としてこのサロンを開くことにしました。

どんな場所にしたいのか?

ストレスの中で生きていた時に一番感じていたことは、理解してほしいという思いだったように思います。

いろんな人に愚痴を聞いてもらって励ましてもらったことが一番助けられましたし元気をもらいました。

そして後々わたしの背中を大きく押してくださることになるボディワーカーさんのところを訪ねた時に、「こういう場所がほしい」と思いました。

ゆっくりと話を聞いてくれて、共感してくれて、アドバイスをくれて、マッサージもしてもらえるところ。

そんなところにしようと決めました。

サロンに至るまで

臨床検査技師として20年以上の間、地域の中核病院に勤務していました。

そんな中で印象的だったおふたりの患者さま。お一人は夜間の動悸。もうお一人は高血圧と動悸が主訴でした。

24時間継続的に行う心臓の検査に来られ検査準備をしながら何気ない話の中で、家族とのちょっとした行き違いや職場の人間関係でお悩みになっていることをお話になられました。

翌日検査終了のお手続きをしながら、「昨晩はお話を聞いていただいたお陰で症状も出ずぐっすりと眠れました。ありがとうございます。」と。

医師との診察ではおそらく「しばらく様子を見ましょう」あるいは「血圧と心臓のお薬を出すのでちゃんと飲んでください。」という流れになるでしょう。

西洋医学では症状が起きているその場所に問題があると捉え、症状を出なくする薬を処方するか、その部分を手術で切り取ることによって「治療」「治癒」という過程をたどります。

では先ほどの患者さまの場合はどうでしょう。例えば心臓にカテーテルを入れて検査をしたり血圧のお薬を飲む必要が本当にあるでしょうか?

そういったことへの違和感が徐々に大きくなってきました。

健康ということ

病院で働きながら、ご縁あってYOGAに出会いアーユルヴェーダという世界最古と言われる医療に触れることができました。

またタイ・チェンマイで学びながら、中国伝統医学に触れながら、西洋医学以外の伝統医学には共通の概念があることを知りました。

それは「心身一如」。身体のアンバランスによってこころと身体の両方に異常が起こるということ。だから生活を整え、こころを整え、出すものは出して、いいものを摂り入れることができれば健康なのです。

WHOが提唱する健康とは、病気がないこと。肉体的、精神的、社会的に健康であること。

伝統医学においてはさらに自然との調和が取れていること、幸福感が担保されていること、生きていく上で宇宙即我に向かうこと、という概念が含まれます。

『わたしを脱いで わたしで生きる』

生きている人みんなが持っている魂。
おかあさんのお腹から出てくるときの怖さ
おかあさんから離れたことを知ったときの怖さを経て
深く傷ついたところから人生が始まります。

肉体とこころという最大の感覚武器を使い
さまざまな経験によって得た感覚の積み重ねから
独自の常識やトラウマに囚われるようになります。

そして恋愛、結婚、仕事、病気などのライフイベントで
傷つき、辛く悲しい思いをし、わたしと向き合ったときが
その鎧を脱ぐ 完全なるタイミングなのです。

これまで「これがわたし」と思っていたのは本来のわたしではなく
他力によって創られた虚像だということに気づく。
そして本当の人生が始まるのは まさにここから。

bloomioのボディワークは
肉体を通して受け取る感覚から内なる想いに気づき
鎧を脱いで 脱いで 脱いだ先にある魂に再会し
魂のおもむくままに生きるためのもの。

それこそがわたしで生きるということなのです。