「ミュータント・メッセージ」

SNSで回ってきたバトン。せっかくなのでこちらにも投稿します。

【 7日間ブックカバーチャレンジ 】第1日目

『読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ。参加方法は好きな本を1日1冊、7日間連続投稿する』

早速今日の1冊。

ミュータント・メッセージ〜〈真実の人〉族の教え〜

(マルロ・モーガン著、小沢瑞穂 訳、角川書店)

25歳くらいかな。血気盛んな若かりし頃、ストレスで心身のバランスを崩しドクターストップによりしばし休職をしていた辺りの時期。

職場の先輩から、「こんな世界もあるって知ると、少し楽になれるよ」と言って贈っていただいたものです。

目に見える世界が全てではない。

心で、感覚で感じるものの尊さ、人間も含めた自然界とのつながりの愛おしさ、そして必要なものは既に完璧に与えられているということ。

自分を中心に世界が廻っているくらいの勘違いをしていた当時の私にとっては頭を殴られたような大きな衝撃でした。

ラインホールド・ニーバーの

「変えられるものを変える勇気を
変えられないものを受け入れる冷静さを
そして両者を識別する知恵を与えたまえ」

という言葉に出会ったのもこの本。

特にこのご時世、本全体の内容をしみじみと思い返し自分へと言い聞かせる日々でもあり、そして今不安を抱いている方々に、生きることが楽しくなることをもっと知ってほしいと感じています。

人生の方向性が今居る世界へと変わり始めた原点であり、ここから死ぬということ、生きるということについての本を読み漁ることになりました。

そんな一冊です。