チネイザンは腸もみ+α その②

前回はチネイザンが肉体に及ぼす変化についてお話をさせていただきました。

 
腸が大切な臓器であること、そしてチネイザンは腸以外のすべての臓器が対象で、トータルとして腸、脳、皮膚から癒すことができるトリートメントであることをお話ししました。

 
なぜすべての臓器に触れるのか、という理由は、それぞれが重要な役割があるから。

 
今回は肉体機能のみならず、チネイザンがストレスマネージメントとしていかに役立つのか、についてお話しさせていただきます。
 
 
 
 
『心と身体がつながっている』という考え方は最近になってやっと定着してきました。

 
わたし自身で言えば西洋医学にどっぷりだった病院勤務時代には着目することもない概念でしたが、子宮筋腫という疾患体験を通してそのつながりに意識を向けた時に見えてきたもの、感じられたものがたくさんありました。

 
結果としてたどり着いたチネイザンは道教の修行者たちがセルフケアとして行っていた気功療法です。

 
チネイザンの思想のベースとなる陰陽五行ではすべての臓器・経絡が心身のみならず自然・宇宙とも相関しながら存在していると考えられています。

 
陰陽五行思想とは、この宇宙のすべてが『陰陽』という相反する形で同時に存在し、さらに各々の物質が持つ5つの要素に分類され、そのすべてで森羅万象を説明できるとされるものです。

 
 
 
人間においても内臓すべてが陰陽五行で表すことができます。

 
目・鼻・耳といった感覚器官や、甘い・酸っぱいといった味覚なども五つの性質に分類されながら、怒り・悲しみといった感情、魂や志といった精神に関わるものまでもこの分類の中に同時に存在するのです。

 
心と身体がつながっている、のではなく『同時に、自然に、存在している』わけです。

 
 
 
わたしたちのストレスの元となる感情はおなかで受け取り、内臓をめぐりながら消化されていきます。未消化のまま残った感情は担当する(分類上同じ)内臓に蓄積されていきます。

 
便秘でいうと食事療法、下剤、ファスティングで排出させることはできますし、腸が大切という概念とともにそれらが当たり前の養生になってきました。

 
ところが『心、感情』となるとどうでしょうか?内臓に溜まった感情はどうやってデトックスしてあげればいいのでしょうか?

 
 
 
心を取り扱う分野と言えば、西洋医学領域でいえば心療内科や精神科、非国家資格領域でいえば心理学カウンセリングや占いの類なども挙げられるかと思います。

 
一方でチネイザンでは蓄積された感情をダイレクトに開放していきます。おなかを物理的に振動させながら蓄積した物質・物体・エネルギーを揺り動かしていきます。

 
カウンセリングの類いとチネイザンは何が違うのか?

 
端的に言えばその未消化物の解放に言葉を伴わないということが大きな特徴の一つで、ストレスの元となる嫌な思い出やトラウマをいちいちと思い出す必要がないわけです。

 
要は身体に触れられる心地よさを味わっているうちに、気づくとストレスの元も消化してくれるという、一石二鳥の施術と言えます。

 
 
 
チネイザンをメンテナンスとして利用してくださる方の多くは、瞑想として、自身の心底を知る手段として、質の良い睡眠として、お役立てくださっています。

 
そして「人生が変わった」とおっしゃるお客さまもどんどんと増えてきています。


ご自身の想いを大切に尊重しながら、質の良い日々を、人生を、健康に送りたい時に、チネイザンという施術を選択肢の一つとしてご留意いただけると、とても光栄です。