「呼吸の本」

【 7日間ブックカバーチャレンジ 】7日目

あっという間の最終回。早速いってみましょー。

呼吸の本

(谷川俊太郎 加藤俊朗著 サンガ)

生まれて死ぬという、誰も疑いようがないこの世でたった一つの真実。

産声を上げ、息を引き取るまで、わたしたち生物は意思と無関係に絶え間ない呼吸を続けています。

生きるとは息をすること。

こんなご時世だから、の広い意味での呼吸を見つめてみるといいと思います。

緊急事態宣言による休業のため、人に触れるということができなくなりました。

オンラインでの交流時間も増え、一緒に身体を動かしたり、お料理をしたりと、わたしの場合は人と過ごす時間が逆に増えている気もします。

確かに楽しいのだけれど、どこか感じる物足りなさの決定的な要素は、人の息遣いが感じられないこと。

視覚、聴覚がメインのオンライン。でも人間の感覚、肉体の芯に届く感覚はやはり、五感をフル稼働して初めて循環するものなのだと改めて感じています。

肌の柔らかさ、温かさ、香り。鼻の、肌の、頭の、そして心の呼吸。

その息遣いの循環を感じたい。一時も早く人に触れたいと、心から思います。

そして本日でチェレンジ終了。

自分が大切にしていること、伝えたいこと、またその本を通して感じてきたことを振り返ることができ、自分棚卸にもなった貴重な機会でした。

とてもとても楽しかったので、オフィシャルサイトのブログの方でも続けていきたいと思います。

バトンを渡してくださったみなさま、バトンを受け取ってくださったみなさま、そして長文におつきあいいただいたみなさま、ありがとうございました。

そしてちょうど一年前、この愛しき本を送ってくださったかわいこちゃんにも、心からありがとう!