2020年4月のスタジオ運営について

先週末、福岡でも週末に外出自粛要請が出され、私の周りでも着実に非日常が日常になり始めてきました。

わたし自身も日々あれこれと感じながら今、何ができるのだろうとずっと考えてきました。

後世を考えた時に「正解だったね」とされることは、おそらく外出自粛であり必要以上に行動範囲を広げないことであることに間違いはないでしょう。

と共に、一辺倒に自粛ムードになるのではなく、このいわゆる制限の中で何ができるのかを探してみることも、わたし達自身の可能性や豊かさを広げることにつながると思えてならないのです。

だとすれば、ボディワーカーとしてできることは、解放であったり癒しであったり、肉体に起こっている心地よくない変化を、心地よい肉体に戻すことのサポートなのだと改めて感じています。

だからわたしは、このままスタジオを開くことを決めました。

運営に当たり、感染拡大を防ぐための対応はいたしますが、こればかりは「絶対」ということがありません。

ですので、責任転嫁をしているようで大変心苦しいのも事実ですが、その点をご了承いただけた場合のみご予約いただければと思います。

先の見えない不安は、どんどんと膨らみ、心と身体のバランスは崩れてしまいます。

さらには良くも悪くも情報で溢れかえり、脳が完全に疲労し、身体がシャットダウンしかかっている方も多くいらっしゃいます。

「こんな時こそ元気を出そう」とか、「前を向いて」とか、確かにそういった考え方は大切です。

が、その前にその不安をしっかりと感じ、その正体を知り、受け取ることの重要性は意外と言われていません。

そこを置き去りにしていては本当の不安解消や癒しには至ることができないのです。

チネイザンといったボディワークにできることは、その正体不明の不安をそっと癒してあげることです。

健全な肉体には健全な心が宿るともいわれています。

身体を整えて元気な気持ちを取り戻すこともできるし、心を癒して身体を整えてあげることもできます。

何はともあれ、不安という感情という名の思考に囚われることがないように愛でることこそが、穏やかでいられる方法であり、自分の存在を尊重することであると思います。

そして我々セラピスト、ボディワーカーができることは、ただただ寄り添うことであり、癒しであり、気づきであり、ある種の救いを提供することです。

心が押しつぶされそうになった時は、どうぞ頼ってください。

またはそこまでに至らないよう、事前にケアを選択してください。

誰かに触れてもらうことをしてください。

あなた自身が一番大切な存在なのです。