腸もみとチネイザン〜その②〜

前回は「腸活のあれこれ」についてお話しました

今回は、腸と深く関わる3つのシステム~自律神経・免疫・ホルモン~に注目します

◎ 腸と自律神経

腸をやさしく刺激するとリラックスしやすくなるのは事実です

腸と脳は迷走神経でつながっているので、副交感神経が優位になり「ほっ」とできる

でも、「腸もみを受けたけど、ストレスは変わらないなぁ」という経験はありませんか?

腸を整えるだけでは、自律神経の全体的なリズムまでは変えられないのです

自律神経には「休む神経」といわれる副交感神経だけでなく「頑張る神経」の交感神経もあります

腸活はリラックスのスイッチを押してくれますが、根本的なバランス調整には、腸以外の臓器や心の状態も大事になるというわけです

◎ 腸と免疫

「免疫の7割は腸にある」と言われますよね

腸内環境を整えると風邪をひきにくくなる、花粉症が楽になる、そんな効果は確かにあります

ただ、免疫力って実は腸だけで成り立っているわけではないんです

呼吸(肺)、栄養(消化器)、体力(腎臓のはたらき)

この3つが揃って初めて「免疫力の土台」がしっかりします

◎ 腸とホルモン

腸で作られるセロトニン(幸せホルモン)は、気分を整えてくれます

でも、月経トラブルや更年期の不調、男性の精力低下など「ホルモンバランスの乱れ」全体は、実は腸活だけでは解決しません

ホルモンの調整には、睡眠や食生活、ストレスマネジメント、そして生殖系や脳の働きまでトータルに関わっているからです

◎ まとめ
・腸活は、自律神経・免疫・ホルモンに良い影響を与える
・でも「腸だけ」では、根本的に整えることはできない
・本当に体を変えるには「腸を入り口にしつつ、全身を見ていくこと」が大事

次回は「どうすれば腸から全身を整えられるのか?」

その答えとして、チネイザンを紹介します