自身を超えていく

ここ数ヶ月が本当にしんどかった

本当にそれでいいのか?
本当は何がやりたいのか?
本当はどう在りたいのか?
本当のわたしは誰なのか?

深く深くと抉られて
手放しても手放しても
答えらしきものには辿り着けず

ボタンを掛け違えたかのような
ちぐはぐな世界が広がっている
  
 
 
外の世界と遮断することで自分を保っていると
なおのこと卑屈になり
どんどんと孤独になっていく

おおよその正解も
経るであろうプロセスも
すべて妄想できていて

なのだけど
だからこそ
肝心の気持ちが追いついていかない

外界と内界の
温度差や速度感が埋まらない

気づかぬ内に行き来する別の次元があるかの如く
記憶さえもついていかない

 
 
春分の日を超えやっと正気に戻ってきた

それでも幾ばくかの後遺症を抱えながら
何とか一歩が出そうな時に素敵な詩をいただいた

昨年から何かとわたし自身が
「タブーを超えろ」
というキャッチを掲げていて

そのタブーというのは世に言うあれではなく
「自分で自分を制限し無碍にしているもの」
と規定していて

今のわたしは正しくその境界線にいるのだなと
気づきと慰めをもらった

 
 
現状がどう見えていても
抱えているものが如何であっても

それを言い訳や同情を買う材料とせず
ただ素直に実直にあるがままに生きていく

簡単なようで最も難しいことなのだけど

タブーを超えるということは
自身を超えるということ

結局のところ
そういうことなのだと思う