細胞がまぐわう

分子生物学者・福岡博士のtwitterより。

 
『ひとつひとつの細胞は自分が将来なにになるかをあらかじめプログラムされているわけでもないし、運命づけられているわけでもありません。細胞がある程度増えたときに、細胞と細胞のコミュニケーションによってなにになるかが決まっていくのです。』

 
そうそう、これこれ。

 
思考なんて、顕在意識なんて及ばない世界で細胞と細胞のコミュニケーション、すなわちまぐわいが生じているわけです。

 
新陳代謝だって、アポトーシスがあるから均衡が保たれている。

 
アポトーシスってね、細胞の自死のこと。例えば肉体という生物体を良い状態に保つために起こっているプログラムなのです。

 
こうやって刻一刻と営まれている生命のまぐわいは私たちの想像を遥かに超えた世界で「自動的に」起こっている。

 
個の中のまぐわいを円滑に循環させるからこそ、他との歯車が掛け違えることなくうまく廻り始めるのです。

 
さて今、あなたは満たされていると感じられていますか?

 
それともどこかしら何かしらの空洞や喪失感や痛みを感じていますか?

 
であればなおのことあなたが宇宙の、自然界のその循環の一部であること。

 
あなたの内側にもまたその宇宙が存在しまぐわい続けていること。


そんなことを今一度思い出してみると、目の前にはこれまでとは全く別の世界が繰り広げられるはずなのです。