生からの死のその間の

ようやくYOGAらしいクラスができた

どんな生き方が良いのか
死ぬ時にどう在りたいのか

そんな話をすることができたのだ

 
 
30年来お世話になった大先輩が
先日若くして永眠された

本当に素晴らしい方で
弱音も吐かず最期まで凛と生き続けた

私の転職後からトリートメントにも
ヨガに通ってくださっていて

そのクラスのメンバーで
思い出話をしながら

『死』と『生』について
その不安や楽しみの意見交換をした

死を悟った瞬間がどんなものだったのか
死ぬ瞬間ってどんな感じなのだろうか

死を感じた時に
果たして真っ当に生きていけるのだろうか

 
 
その一方で死ぬ瞬間を味わえるのが
正にワンチャンであること

先に旅立たれた愛しい人たちに
制限なく会えるようになること

生の瞬間に死が同時に存在することを
私たちはすっかりと忘れているのだけど

どちらがハッピーで
どちらがアンハッピーなんかではなく

常日頃からもっと身近に感じるからこそ
人生の質は必ず変わってくるのだと思う

 
 
このヨガクラスは
なんやかんやで20年になる

何度も辞めようとしたけど
その度に辞められない事態が生じる

そうやって続けていた意味が
今日やっとわかった気がするし

大切な人たちとその想いを共有できたことを
とてもしあわせに思う

 
 
お通夜の帰り道
『こころ』の在処がはっきりとわかった

だから今でもその声や姿を
感じることができたりする

そんな時わたしは
とても安心感を抱くことができる

生涯をかけて
死を通して

大切なことを教えてくださったのだと
改めて感謝の意が込み上げてきた

そして再会できる日が
ますますと楽しみになった

その日まで
恥ずかしくない生き方をしようと思う