大きく違うことは、その触れる範囲にあります。腸セラピーや腸もみでは大腸・小腸に、チネイザンでは内臓全体に触れます。
腸セラピー、腸もみの肉体的効果
一般的には、新陳代謝、消化機能、免疫機能を改善すると言われています。
具体的症状としては、肌荒れ、便秘、ダイエット、肩こり、冷え、血行不良、腰痛、頭痛、生理痛、気持ちが穏やかになる、など。
チネイザンの肉体的効果
ほぼ同じですが具体例としては少々補足があります。
背中や足の痛み、筋肉の緊張緩和、内臓解毒、呼吸改善など。
腸セラピー、腸もみとチネイザンの大きな違い
それは、チネイザンは感情に働きかけてくれることです。
これはチネイザンが中国の陰陽五行思想をベースにしていることによります。
陰陽五行思想では自然界のすべてのもの、肉体、感情、感覚、出現する症状などがそれらの性質によって陰陽の2つ、また五行の5つに分類されています。
昨今では心と身体がつながっていることが常識的になってきましたが、この陰陽五行思想では「すでにそこにあるもの」として考えられています。
そしてその感情は腹で受け取り、内臓で消化されるため、未消化なまま残っていると滞りができ、周りの神経や血管、筋肉などを巻き込んでしこりを作り、おなか全体がかたくなってくるという仕組み。
ストレスがたまっている時、もんもんとしている時、おなかに触れてみるとかたくなっていることがほとんどです。
というか、あまり柔らかい人に会ったことがありません 笑
そのこちこちのおなかをふんわりつきたてのお餅のようにやわらかくすると、滞っていた感情も解放されているというわけです。
チネイザンで感情を感じる
現代社会に生きていると時には感覚をオフにしなければ肉体や精神を破壊してしまうかもしれないことに遭遇します。
こうやって私たちは自分の存在を守っています。
このバランスが良きように働いている時には問題ないのですが、感覚が麻痺しすぎて肉体の危機に気づけなくなっている方が多くいらっしゃると感じます。
肩が凝っていることにきづかない、PMSを含めた生理のトラブルを放置している、便秘や痛みを薬で抑えているなどなど。
実はこれ、あかんやつです 笑
整備していない車に乗りたいですか?安心して運転や同乗ができますか?きっとそうではないと思います。
同じく、心地よく整備された肉体に心を乗っけてあげたい。そのためには自分が今どんな感覚で、どんな気持ちで、どうしたいと感じているのかをくみ取ってあげる必要があります。
故障してから気づくのではなく、今この瞬間からあなたの身体の声に耳を傾けてあげてほしい。
チネイザンはおなかにあるあなたの想いにノックして解放してあげられる施術なのです。