チネイザンはおなかに直接アプローチするちょっとばかり特殊なトリートメントなので、施術前にはたっぷりと時間をとり施術中・後の注意点についてお伝えしています。
その一連の中で最も反応が高いのが「感情も身体の反応もあるがままでいてください」というご説明です。
- お手洗いに行きたい、喉が渇いた、寒い・暑い。については感じた時にすぐに教えてくださいとお伝えします。
- 泣きたくなれば泣いていいし、笑いたくなれば笑っていい。叫んでも、暴れても、大丈夫です。
- 涙も鼻水もよだれも、どんどん出してください。
- おならが出そうになったらそのまま出しちゃってください。ごめんなさいという気持ちは一切不要です。音がしてもしなくてもしれーっと何気に出しちゃってください。
どんなことにも一切の我慢がないように居てください。
施術を提供する側としてはごくごく当たり前の提案。でも受ける側としては「え?それでいいんですか??」という反応になります。
特におならさんに関しては。いやいや、そこが一番大事なんです。
これらは施術に当たってお伝えすることではあり驚かれることも多いのですが、実はこれ、理論で説明づけられます。
というのもこれらは生理的欲求であるということ。ここを叶えずして自分自身の変化もその先の夢も欲望の実現はありえないのです。
社会に適応するために、自分自身を護衛するためには確かに必要なことでした。でもこのことによって出てきた弊害は本当に大きい。
自分を押し殺して生きる、そして感情を感じることさえあきらめてしまう。
そこにさえ気づいていない人が本当に多い。
だから自分を生きることができないし、自分が何を感じ何をしたいのかさえ分からず麻痺したまま生きている。
身体の病気に加え、心の不調が増えているのはこういった世間で「常識」とされる強制力にあると感じています。
そこから抜け出すには、まず自分の感覚をしっかりとつかむこと。そしてその感覚を表現するのをためらわないこと。
身体が在りたいように、心が在りたいように、あるがままでいること。
それができるようになると自分自身に素直に生きることができ、さらには人のことも認められるようになります。
となると必ず見える世界が変わってきます。
単なるトリートメント。されどトリートメント。疲れを取る、癒される、その先にまで可能性が拡がるボディワークはかなりお役立ちです。
現実を変えたい、夢を叶えたい、自分を変えたい、自分を知りたい、自分を大切にしたい。
そんな方はまず身体の感覚を取り戻し表現することにOKを出すことから始めませんか?