日々が忙しすぎる。職場の人間関係。夫婦・家族との関わり方。社会に生きていると何かしらの悩みは尽きないものです。
そんな自分を責めてしまうこともあるだろうし、相手や環境を恨んでしまうこともあるでしょう。
そのこと自体は良いも悪いもなく、それはそれで気にする必要は全くありません。ただそれがストレスになっていて、何とかしたい、あがいている方も多いと思います。
私もサラリーマン時代はとてもストレスフルな生活をしていました。(今となっては贅沢な悩みだったのですが…)
今回はそんな状態から抜け出したどり着いたことをお話させていただければと思います。
そもそも感情のコントロールは必要なのか?
結論から言うと、「必要ない」と思います。なぜか?というと感情自体、コントロールはできるものではないからです。
感情というのは下丹田で感じ内臓で消化されるもの。それがどんな感情として表現されるかはこれまでの経験によって変わってきます。
例えば「かわいいね」と言われた時、「ありがとう」と答える人と「そんなことないです」と答える人がいますよね。
「ありがとう」と答える場合、かわいいという言葉に対してよい印象があり、素直に受け取ることができる、という状態だと思います。
「そんなことないです」と答える場合、謙遜しなければいけない、自分への期待が高すぎる、人の言葉を信頼できない、もっとひどいと下心があるのでは?などといたたまれない妄想に至ることもあるかもしれません。
何が言いたいかというと、ここを改善・改良したい場合に必要なのは「感情をコントロール」するのではなく「反応を変える」または「反応のバリエーションを増やす」ことにあります。
ポジティブ思考の落とし穴
人生を変えたいのであれば「ポジティブ思考」をやればいいのではないか?と思いますよね。
世の中でもそんな風潮が高々です。
確かに楽しい方がいい。でも無理矢理楽しいことや理想の考え方をねじ込んだり上書きしたりするだけだと余計にこじれてしまいます。
畑に種を植えるのであれば、雑草を抜き、土を耕し良い状態にしてから種まきするように、思考を変える時もベースにある今いらないものを一掃する方が断然いいでしょう。
なぜポジティブ思考でなかなか人生が変わらないかと言うと原因はまさにそこで、土台が整っていない、すなわち原因となる感情を見て見ぬふりしていることに他なりません。
まずは「感情を消化・昇華させてあげる」ことが大切。新たな概念を入れるのはその後です。
感情を解放する
ストレスが溜まっている、情緒不安定、どうしようもない気持ちを抱え込んでいる。夜も眠れず食事も喉を通らない。
日常生活に支障を来すほど体調の変化が出た時に頼りになる…というかすがることができる場所は最終的に心療内科や精神科です。
そこに行くと確かに話は聞いてくれますが、結果的に眠剤や安定剤を処方されて終わり、なことが多いですよね。
病院に行く前であれば心理カウンセリング、自己啓発セミナー、占いとか。
これはあくまで個人的経験ですが、いろんなカテゴリーのセミナーに行き、確かに救われたのですが結局は何も変わりませんでした。
かなり迷走した先にたどり着いたのが「感情を解放するマッサージ」というものでした。
そのタイトルを聞いただけで驚き、実際にデモンストレーションを見た時に世の中にこんなものがあるのかと感動しました。
西洋医学に20年以上携わってきましたが、心と身体が繋がっているという概念はなかったし感情が病気を作り出すなんて夢にも思っていませんでした。
だから目の前で感情が解放されキラキラと輝き始めるレシーバーの方を見て、私もやってほしい!とわくわくしたのです。
そこからご縁あって「チネイザン」という施術に出会い、感情が解放できることを確信しました。
感情を解放できる方法はある
その方法はぶっちゃけ何でもいいし、根本的な仕組みさえわかっていれば何をやっても解放できるのだと思います。
ただ、私はチネイザンの人なので、ここではこの施術をご紹介したいと思います。
チネイザンという施術は感情を解放させることを通過点として肉体機能・感情機能を正常化させて真の人間力を向上させることを目的の1つとします。
古代中国の時代から、未消化な感情は内臓に溜まっていき、詰まりを起こして不調を来すとされています。
そのために内臓に溜まった未消化物を取り除く必要があり、他ではない内臓に直接アプローチすることによりダイナミックに解放することが可能なのです。
ではなぜ感情までも解放できるのか。それはチネイザンがベースとする中国の陰陽五行説で説明がつきます。
宇宙全体の物質・現象を陰陽論では2つに、五行論では5つの要素に分類しています。その中には内臓があり、感情もあり、味覚や季節といったものまであります。
こうやって各臓器が担当する感情という概念が生まれてきます。
陰陽五行では西洋医学のようにパーツ別に物事を考えるのではなく、すべての要素をカテゴリーとして分類していきます。
つまり、理屈抜きで「すべてそこにあるもの」です。
心と身体がつながっているということは新たな発見ではなく数千年前から「ただそこに在る」ものです。
だから小難しい理屈抜きに、おなかに触れることによって滞りがなくなり、自然界とつながった人間としてあるべき状態でいられるのです。
あるべき状態とはすなわち、滞りなく常に循環していて自然界に調和している状態です。
おなかに触れるということ
食べ物が口から入り消化器官を通って排泄されるように、感情はおなかで感じ内臓で消化され排泄されます。
感情や心は目に見えないものなのでスピ系と括られることも多いですが、感情も物質であり消化されるものと考えられています。
感情が内臓で消化され滞りが生じるのであれば、内臓に直接アプローチしてあげればいい。
ストレスがあるからといって、頭に血が上るからといって、ヘッドマッサージをするよりも直接内臓にアプローチする、さらには上半身に上った「氣」を下方に戻してあげた方が肉体のバランスは整ってくれます。
また心療内科や心理カウンセリングのように、ストレスの原因となる出来事やきっかけを思い出す必要もなく解放されうるというのも大きな特長です。
便器に出したうんちを見て食べたものを逆算し想像することがないように、受け取って保持していた感情もいちいちと振り返る必要はありません。
有無を言わさず出てくれたものは、それでいいのです。
チネイザンがストレスマネージメントとして有効だと捉えられるのはそういったことも理由に挙げられます。
現在では脳腸相関と言われるように、これまで思考・感情の場であり肉体の最高司令官だと考えられていた脳ですが、実は腸の方に主導権があるのでは?と言われています。
さらには人間が腸内細菌を宿しているのではなく、腸内細菌が生き延びるために人間の肉体に棲んでいるとまで言われています。
例えば雪山で遭難した時、最後まで血流が保たれるのは脳と内臓です。
私たちを生命体と捉え何を最優先すべきか?と考えた時、最も気に掛けるべきものは内臓なのではないでしょうか?
内臓は肉体的にも精神的にも生命の営みの現場です。その根本に陰陽五行の理論を合わせた時、内臓をクリアにすることで心も身体も同時に解放することがイメージできると思います。
最後に
感情は解放できます。その方法としてチネイザンという中医学をベースにしたおなかのトリートメントをおすすめしています。
過去に味わった辛い経験をわざわざ思い出すことなく無条件に解放されていくこと、生命の営みの現場である内臓へ直接アプローチすることによって自然治癒力を高めることができること、などば大きな理由です。
この情報社会の中でお役立ちの情報はたくさんあり、そのどれもが素晴らしいものばかりです。
だからこそ自分の意思で選択し実践することによって自分が思い描くままの毎日を送れるのです。
日本ではまだまだ知名度も低く受けられる場所も少ないですが、ぜひ一度お試しいただければと思います。