この本に出会ったのは恐らく10年くらい前で病院勤務時代のお昼休みにちまちま読んでいたのだけど、いやぁ、全く進まない。さっぱり意味が分からなかった。
その頃は「目に見えない」ものの存在をうっすらと認め始めつつ確信できずにいた辺りで、そこを打破したくて恐らくこの本を手に取ったのだけど、字はちっちゃいし文字数多い時点で挫折していた。
「目に見えない」細胞や細菌ちゃんたちを顕微鏡下に観察しつつ、「目に見えない」空気を吸いながら生きているくせにチャクラなんて、エネルギーなんて怪しい、「目に見えるもの」しか信じないという、なんとも矛盾だらけだったな。
さて今は、顕微鏡で見ていた細胞からそれらの集合体である器官にフォーカスしつつ、体内を流れる「氣」というものを意識しながらボディワークというものをやっているのだけど、そうなると宇宙や自然とのつながりという概念はやはり切っても切り離せない。
生活習慣を整え、肉体を整え、心を整えた。…………で???
私自身の存在も、手技も、もう一段引き上げるには宇宙・自然とのつなぎ目のようなもの?エネルギーというものに意識を向ける必要がある。
と感じた瞬間から、そこを伝えてくださる方々に出会い、そんな機会が増え、そんな概念を語る人が周りに増え、まさかの私がそんなことを少しずつ感じられるようになった。
で、文献を漁り始め、スピから行くか、医学から行くか、量子力学から行くか…と思案している時に降ってきた。あ、うちにはこれがあるではないかと。
早速目次を見たら、チネイザンとの出会いから始まった「そもそも」シリーズで触れて来たほぼ全ての分野のことが書かれているではないか!!!
10年の時を経てようやくここに追いつけたことが嬉しくて、でもその時こうやって必要となることをわたし自身が既に知っていたことにも驚きつつ、こういうのをエネルギーっていうんだろうなと腑に落ちている。
喜び勇んでページをめくると、しかし読みにくい。別の意味で。内容云々より今回は老眼という事象との寄り添いが課題になるような気がしている。
とは言え愉しい世界の幕開けであることは間違いない。
ということでそな可能性を拡げる新たなメニュー開始を近々お知らせできると思いますので、どうぞお楽しみになさってください。