根源と感情と思考と

チネイザンの施術に入る時、まず脚部のウォーミングアップを行うのだけれど、脚元から全身を揺らした時に頭の先まで揺れるのか(金魚運動状態)、肩先までは揺れるのか、お腹までは揺れるのか、によってその方の人となりのおおよそ見当がつく、と思っている。

安心していただきたいのは、私はいわゆるスピ的能力を持ち合わせていないので「見える」人ではないということ。

 
 
腹で感じた根源を感情として表現できているのか、適切に言語化できているのか、はたまたコミュニケーションとして伝達できているのか?

実はこの差は大きい。

 
 
社会的に「いい人」「しっかりしている人」と評される方は、頭も胸も揺れない。

結構なストレスを抱えている方、そのストレスへの自覚がない方は、頭が揺れない。

根源も感情も表現できず頑なになっている方は、脚部さえも揺れない。

で、それらのおなかはめちゃくちゃに硬いか、そこそこ柔らかいにしてもお腹にはいろんなものが渦巻いている。

あくまで主観的な見解ではあるのだけれど。

 
 
喉が詰まる、みぞおちが詰まる、腹が詰まる。

詰まるとは力みによって流れを立ち止まらせてしまうこと。

力みを取るにしても詰まりを取るにしても何かしらの自覚ができ、それを取り除きたいと思った方はすぐに緩んで行く。

 
 
自身が抱える感情や課題を直視するのはとてもしんどいし、できれば見て見ぬ振りをしたいもの。

だけれど一度そこに向かった時のご開帳度合いは、それはもうびっくりするほど大っぴらになっていく。

詰まりや力みを取るということは、どんどんと開いていくこと。

 
 
心も身体も、どんどんと開いていけばいい。

チネイザンはそこをがっつりとサポートするもの。

素のあなたでいることが何の淀みもないあなたという真実なのだと思うよ。