呼吸はすごい

呼吸はすごい。

西洋医学的には
呼吸は細胞が働くための酸素を供給し
代謝産物である二酸化炭素を体外に出すもの。

東洋医学的には
肺と腎が協力し合って
精気を取り入れ濁気を排出するもの。

呼吸は心と身体をつなぐものであり
自律神経を外側から整える唯一の方法です。

アーユルヴェーダでは
心身を整える呼吸法が多くありますね。

 
 
そしてもう一つ、私にとっての呼吸は
『身体を拡げてくれるもの』でもあります。

ヨガでは身体を動かす時、ホールドする時、
常に呼吸と共に居ます。

吸う息とともに身体をストレッチし
吐く息とともに身体を緩める。

そんな意識の元で吸う、吐くという
シンプルな動作を続けていると

自分の中のスペースが
どんどんと拡がっていく感覚を味わえます。

ヨガを続けることで
柔軟性が高まるのは今や常識的ですが

私たちが筋肉として意識している
骨格筋だけを伸ばしていても
身体は柔らかくなりません。

胸式呼吸では胸郭を
腹式呼吸では腹部を

外側からだけではなく
内側からも拡げてあげるのです。

内臓の多くは平滑筋であり
それら内臓をゆるめることと

筋膜、血管などを含めた結合組織にまでも
働きかけることがポイントです。

 
 
陰ヨガという
道教の教えに基づくヨガを体験しました。

一つのアーサナを数分間ホールドしながら
結合組織へと働きかけて身体の内側から
柔らかくしていくのだそうです。

ホールドしている間に
しっかりと呼吸に集中でき

ストレッチや氣を送ることだけに
意識を向けることができます。

呼吸をするごとに
あちこちが緩んでいく感覚や

滞ったものが流れ始める感覚
刻々と変化する心身が愉しく愛おしい。

終わった後は正に氣が満ちて
なんとも言えない穏やかさに溢れていました。

 
 
呼吸は心身の可能性を
どんどんと拡げてくれるのです。

私たちが生きているとは
息をしている状態のことをいいます。

呼吸数と寿命も相関しているといいます。

生命と共にある吸う、吐くという動作。
もっと大切にしたいものです。