生命の誕生は神秘だらけで、まだまだ解明されないことがたくさん。
すべてを明らかにすることが正解だとは思わないけど、明確になることによって救われるものが増え、ますます興味を惹かれるのも確かです。
そんな中で胎盤のお話。
妊娠という現象は免疫の促進と抑制が同じ子宮の中で行われているのだそう。
女性の身体ってすごい。
また私たちのエネルギーも有限であり、生命体を維持するための働きと生殖活動をするための働きに使われている。
生殖活動のエネルギーというのは性行為に注ぐエネルギーだけではなく、生殖に関わる準備のためのエネルギー。
女性の場合、生理があるというのは妊娠=種の保存に向けて毎月その準備をし受精が起こらなければ炎症を起こして大出血と共に内膜を体外に排出する。
そこに大きなエネルギーが注がれています。
この期間に活動し過ぎるのは身体にとって負担となることは明らか。
有経期の女性が健康であるというのはいつでも妊娠する準備ができているということ。
だから子宮の血流を保つことが不可欠であって、私は子どもを産む気はないから好きにするなんてことは全くナンセンスだし、鎮痛剤を飲みながら仕事するなんて、有り得ない話です。
えぇぇ、私はやってましたよ。月の半分はロキソニン飲んでばりばり働いて、そして子宮筋腫の手術です。
ね。
そして一つ我々世代に朗報を。
エネルギーをどこに注ぐかというのは閉経後の女性がホルモンに左右されず本来の人間性のままに生きられるということにも関わっています。
となるとどう生きていきたいかに向き合うことが、その後の人生の充実度が大きく変わってきます。
ということを踏まえてどうしたいですか?というところです。
もっともっとクリエイティブに生きていけるのだと思うとわたしはね、大きな希望を抱きました。
さて、子宮の血の巡りが良いということは氣の流れも良いということ。
すなわち未消化でどろどろした意識や感情が留まらないということ。
とにもかくにも生命が誕生するというプロセスにおいて、異物である男性の大量の遺伝子を280日の間、体内に抱き続けるこの女性の受け容れ能力たるや。
陰の極みだなぁなんて思うわけです。
だからね、命の力の宝庫である子宮とその子宮を宿す身体を大切にしてあげましょ。
そんな不思議で目からウロコのお話がたんまり載っているのは『別冊日経サイエンス 人体の不思議』です。
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