物質至上主義で生きていた時には、目に見えない世界は怪しいと思っていた。
氣、瞑想、チャクラ、魂、あの世、心と体のつながり……なんて怪しい!怪しすぎる!!
YOGA哲学を学んでいる時でさえ、まぁ、都合のいいことは信じて、そうでないことは怪しいと跳ねのける。
そこからいろんな経験をするうちにスピリチュアルと呼ばれる世界を垣間見ることになる。
例えばソウルメイトやヒプノセラピーなどというものを知るにつれ、私自身に起こる出来事がほぼ説明つくことに気づく。
衝撃を受けながら心理学のWSに参加し、潜在意識という言葉を耳にする。
学術的に説明がつくなら怪しいなんて言ってられない。
最終的な決定打は「宇宙の根っこにつながる生き方」という本を読んでから。
あの般若心経が量子力学で説明できるなんて?!
しかもそれを説明しているのがCDやAIBOを作った技術者であるということが、見えない世界を信じざるを得なくなった最大の理由だった。
当時を思い出し私自身をちょっとばかり俯瞰してみると、怪しいと思い決めつけていた世界は科学的に証明されていたりして少々恥ずかしくなったりする。
最近では、そのいわゆる怪しいとされている世界のことを勢いよく熱く語りすぎて、怪しげな眼差しと共にドン引きされることも多々ある。
目に見えない物質も思し召しのような事象も、あると思えばあるし、ないと思えばなくて。
都合のよいように考え、それでうまくいくのならそれでいいのではないかと思う。
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瞑想をした方がいい理由も科学的根拠を持って説明できる。
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もはや怪しい世界ではない。
まぁ、結局のところ、どっちでもいいのだと思う。捉え方も価値の付け方も、あくまで個人各々の選択であり自由である。
何が正しくて、何が間違いでもないし、そこを決める必要はない。
ただその選択肢が多い分、そして人の意見や想いを否定しない分、豊かに生きられることに間違いはないと思う。