空をつかみにいく

【 空をつかみにいく 】

空と色の世界。私はこんな話が大好物です。

その理論もしっくりとくるし、何よりその世界観が素晴らしくて聞いているだけで宇宙の中にふわふわと漂っているような気分になれるのです。

最近、必要とされているのかどうかもわからないこんな文章のあれこれを整えながら、毎回思うことがあります。

「白紙に向かわない」

よし、書こう!とPCであれノートであれ、拡げた瞬間に言葉が出てこなくなるのです。正確には文字を打つ手は動いているのだけど、その言葉たちが心とつながっていないのです。

強制終了させられたような気がしていた4月はいわゆる廃人のような生活をしていて、体内・体外ともにエネルギーが停滞している様子を強く感じていました。

当然、アイデアも言葉も出てこない。

物質の世界に対峙すると、粗雑なものしか現れてくれないのです。

が、5月に入り、様々な機会をいただき、少しずつ動き始めたと同時に、びっくりするくらいいろんなことが降ってきました。

そして拙いながらも文章となる言葉をつづることができるようになりました。

「常に問いを投げかける」

そうして学び、考え、身体を動かした時に、いわゆる「空」とつながることができるのです。

あーだろうか?こーだろうか?と必死に考えても、そのちっちゃな思考の世界だけでは自分の世界を広げることはできません。

確かに、あーだろうか?こーだろうか?と考えるだけ考えて、えいっ!と手放した後、瞑想状態に持っていくことで「おっ!」と思えることが降ってきたりします。

必要とする答えはすべて自分の内側にあるのに、ちょっとした滞りや方向性のズレで見つけることができない。

でも必死に問いを続けると、必ず必要なものに出会えるし、気づくことができるのです。

そんな意識はどこにあるのか?

脳と答える人もいるし、心と答える人もいるし、内臓と答える人もいるし、肉体の外にあると答える人もいるし、アカシックレコードのような世界にあると答える人もいる。

近い将来その在り処は確定されるのかもしれないけど、それは実はどうでもいいことであって、大切なのはその意識(潜在意識なのか、集合意識なのか、無意識なのか……)に何を求めるのかということです。

そのイメージを強く持ち、身体もこころもゆるやかかつ静動のバランスがよい状態を保つと、いろんなことが繋がってくるはずです。

私たちが提供するボディワークの最大の目的は、まさにここにあります。