【 体内パワー正常化 】
20代、病院勤務時代のお話し
技術職の職員同士で、病院にもっと貢献するべくとある検査技術を習得しよう!と盛り上がったことがあって、意気揚々と申し出たら
「その分野には外部から優秀な人材が来ているので邪魔をするべからず。検査機器はもちろん、部屋に入るのも禁止」と言われた
この病院のために身を捧げること、時間を使うことは絶対にしないと誓ったので、その後10年ちょいは全く勉強しなかった
のだけど、そんなわたしでも認めてくれ求めてくれる先生方が現れ、その先生方のお役に立ちたいと狂ったように勉強して、随分と端折って結果として今がある
これはわたしに限ったことではないと思うけど、組織内部の人材を過小評価し育成を怠り、外部人材こそ素晴らしいと評価する上層部は多いと思う
内部にいたわたしたちはちゃんと能力を持っていたし、向上心もあったし、貢献しようとする意欲もあった
が、そこを活かしてくれる組織に巡り会うことができなかった
人のせいにしても良いのなら、監督が代われば優勝するプロスポーツチームってあるよね?そんなところだった
さて、解剖生理学から感じるあれこれ
わたしたちが地球という自然の中で生きられるのは、ホメオスタシスによって環境に適応し安定した状態にあるから
そのバランスを担うのが自律神経系、免疫系、内分泌系という三大システムであり、その司令塔が脳の役割
バランスが崩れそうになると自然と元の状態に戻せる機能がもともと備わっているのが本来のわたしたちの肉体
それがうまくいかない原因の多くは脳のエラー
わたしたちが病気や不調と感じているもののほとんどが、実はそこに根本原因があるということ
1つ1つの細胞は自然に過ごしていればのびのびと仕事をしてくれる
しかもその仕事は24時間365日、不眠不休、活発で、理解力があってしかも献身的で一切の不平不満がない(よほどのことがない限り)
なんなら「わたしのお役目はもう終わりました」と若手にどんどんと仕事を任せて去っていく、なんとも素晴らしき精鋭たちなのだ
不調と言われる肉体症状を聞く度に、わたしは若かりし頃の痛みを思い出す
わたしたちも、ちゃんとできるのに、評価に値するだけの能力があるのに、院外の人材をこれみよがしに褒め称え、活躍を場を与えられなかったことがどれほど悔しかったか
(この捉え方がいかなるものか、という検証は置いといて・・・)
そしてわたしたちも、わたしたちの肉体に対してそれと同じことをやっていないだろうか?
冷えていれば外から温める
・・・そもそも内側から発熱できるのに
便秘をすれば下剤を飲む
・・・そもそも出してあげることができるのに
眠れなければ睡眠薬を飲む
・・・そもそも眠ることができるのに
痩せなければサプリや特別な食品を使う
・・・そもそも太らずにいられるのに
痛ければ鎮痛薬を飲む
・・・そもそも痛みなくいられるのに
ちゃんとできるのに。あなたが信じてくれさえすれば…
でも、やらないと拗れさせてはいないだろうか?
ちょっと長くなってきたので強引に終わって行こうと思うのだけど…
ホメオスタシスを保つ三大システムが正しく働いていれば心身が健康であり、バランスが取れているわけで
そのシステムの正常状態を保つには、自然の摂理に沿った暮らしをする、その一択でしかない
上塗りする何かを足していくことでは決して、ない
だから、もっと内側に目を向けて『自分の肉体力を信じませんか?』ということ
細胞を拗らせたままにしておくのはもったいないということ
当時わたしが、現場に目を向け声を聴き、信じてほしいと願ったように
身体が何を教えてくれているのか?心が何を叫んでいるのか?ちゃんと言い分を聞いてあげようではないか
そうすればあなたのその不調は必ず消えてくれる