感情を味わう

ご飯を食べると
お腹で消化吸収され
残渣物は排泄される

呼吸をすると
肺でガス交換が行われ
呼気として排泄される

感情が生じると
肚で消化され
体動として排泄される 

そう、感情は言葉ではなく
体で表現されるもの

なので感情を抑えるには
筋肉を鎧にすることが一番

で、失体感になって失感情になって
自律神経のバランスも崩れて
絶不調になる

なので解消するには
鎧を脱いで栓を抜いて
エネルギーを排泄する必要がある

感情を味わう

というと
あの時はあーだったねー

原因はこれこれで
相手にも悪気があったわけじゃなくて

でも頑張ったよね
乗り越えたよね、よしよし

という思考レベルでの解放も
まずは必要なのだけれど

受け取り熟成させたのと
同じだけのエネルギーを

これでもかと放出させない限り
真の解決にならない

感情を味わうということは
単に記憶を浮かび上がらせることではなく

筋肉のテンションを
血流の迸りを
体液の放出を
ていねいに観察しながら

湧き上がるエネルギーを昇華させ
その渦の蠢きを
感じ切ることに他ならない